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去年販売した教材の特典GPTsも、全部お引越し。会員サイトの差し替えから購入者への一斉連絡まで、1日で終えた手順

開発日記13日目。「去年の教材の特典5つ、消さずにお引越し。」という見出しと、会員サイトのお知らせ画面をもとにした表紙
会員サイトのお知らせ画面を素材に、AIで再構成した表紙です。背景・紙面・文字の配置は加工しており、未加工のスクリーンショットではありません。

GPTsの提供終了で、去年販売した教材の特典5つが消えかける。5つのAIをAIチャットつくーるへ移し、会員サイトのボタンとお知らせを差し替え、購入者へLINEとメールで案内するまでを同じ日に終えました。他社の仕様変更に振り回されない、自分の商品の置き場所の話です。

開発者のみやっち🧑‍💻
みやっち🧑‍💻株式会社AI Orchestra / AIチャットつくーる開発者

昨日は、いま運営している講座のAIを引っ越しました。

今日は、去年販売した教材のAIです。

「AI×Threadsの教科書」という教材を、去年、販売しました。その特典として、ChatGPTのGPTs(カスタムGPT)で5つのAIを配っていました。Threadsの投稿を型に沿って作るAI、アカウント設計を手伝うAI、教科書の内容に答えるAI。買ってくれた人が、いまも会員サイトから開けるものです。

2026年9月22日、開発13日目。今日は、去年の商品の特典を守る話です。

特典として配っていた5つのAI 買ってくれた人の何を手伝うか
1+1の型くん 教科書で扱う投稿の型に沿って、Threadsの投稿を組み立てる
1+5の型くん 同じく、もう一つの投稿の型で組み立てる
アカウント設計手伝うくん 発信を始める前の、アカウントの方向づけ
テンプレの型くん 反応のよかった投稿文を送ると、テンプレート化する
なんでも質問くん 教科書の内容をもとに、質問に答える

GPTsは、2026年12月11日に提供終了の予定です。提供終了で何が変わるかは、活用ガイドに整理しています。

つまり、僕の都合ではなく、他社の都合で、買ってくれた人に渡した特典が消えます。

この日の作業ログ

教材特典のAIを移しながら、質問の編集、下書きと公開の切り替え、利用枠の案内を整えました。使い始める入口を引き継ぎ、渡した後も内容を更新しやすくする。その両方を進めた一日でした。

作業 この日に進めたこと
教材特典の移行と案内 教材特典の5つのAIを移し、会員サイトを差し替え、購入者へ案内した。
回答停止後の編集 回答を停止した後に質問を編集する操作を調整した。
入力とスマホ操作 入力欄の高さ、過去の質問の呼び出し、下書き保持、文字数超過の案内を調整した。
下書きと公開の分離 自動保存と公開への反映を分け、共有設定も独立。編集した内容を公開へ反映する操作を整理した。
利用枠と通知 無料のおためし・残量表示・利用枠不足時の案内を見直し、使い切ったときの作成者向け通知を整えた。
登録と同意 登録条件と確認メールの案内、同意の保存を整えた。
検索向けの情報 llms.txtと構造化データを追加。料金と記事一覧は共通設定・RSSから読み、下書きの除外も補強した。
ナレッジの作り方 本人の話し方を資料へまとめる手順を追加し、元の作成手順と文字数条件を保った。
日常の使いやすさ ピン留めの並び、ホーム画面への追加案内、ナレッジへの入口、公開後に会話へ戻る導線を整えた。

これらの作業と並行して進めたのが、すでに配っている教材特典の移行でした。ここからは、その案内をどう引き継いだかの記録です。

去年の商品ほど、後回しになる

いま運営している講座のAIは、受講生が毎日使っていて、直せばすぐ反応が返ってきます。

去年の教材は違います。GPTsは12月まで動くので、放っておいても、今日困る人はいません。でも、12月に開けなくなったとき、困るのは買ってくれた人です。

前日の日記で、講座のAIを全部AIチャットつくーるへ移したばかりでした。同じやり方が、去年の教材にもそのまま使えます。それなら、後回しにする理由がない。5つ全部を、同じ日に移すことにしました。

やることは、3つに分けました。

段取り 何をするか
AIを用意する 5つのAIをAIチャットつくーる側に作り、会員だけに渡す共有URLを用意する
会員サイトを差し替える 各レッスンのボタンの行き先と文言、お知らせ、注記を更新する
購入者に知らせる LINEとメールで、新しい開き方を案内する
会員サイトに掲載したお知らせ。「GPTsの提供終了に伴い、5つのGPTsをAIチャットつくーるに移行しました」という見出しと、5つの新しいリンク

会員サイトに掲載したお知らせの実画面です。画像を開くと拡大して確認できます。

会員サイトの差し替えは、手作業ではなくAPIで

会員サイトはUTAGEで運営しています。5つのAIには、それぞれ解説動画とボタンを置いたレッスンがあり、ボタンの行き先がGPTsのURLになっていました。

5レッスンなら手で直せる量です。でも、直す箇所はボタンだけではありません。文言、注記、レッスングループの名前、ノウハウ集の中の「GPTs」という言葉。ひとつずつ管理画面で開いて直すと、見落としが出ます。そこで、UTAGEのAPIで差し替えました。

直したところ 変更前 変更後
ボタンの行き先 GPTsのURL AIチャットつくーるの共有URL
ボタンの文言 GPTsを利用する AIチャットつくーるで利用する
ボタンの直下 なし 移行の注記と、使い始めの手順
外部共有の注意書き GPTsのURLの外部共有は厳禁 共有URLの外部共有は厳禁
レッスングループ名 1. GPTs 1. AIチャットつくーる
解説文の「GPTs」 4つ目のGPTsをついに公開 4つ目のAIツールをついに公開

ボタンの直下に入れた注記の要旨は、こんな内容です。

【2026年9月】GPTsの提供終了に伴い、「AIチャットつくーる」に移行しました。
ChatGPTのアカウントは不要です。
上のボタンから共有ページを開き、AIチャットつくーるに無料登録(またはログイン)して
「このAIをゲットする」を押すとご利用いただけます。

APIで進めて、気をつけた点が2つあります。

ひとつは、レッスンの本文は部分更新ができず、要素を全部送り直す形だったこと。 1か所だけ変えるつもりで送ると、送らなかった要素が消えます。更新前の全レッスンを取得して退避してから、差し替えた全体を送りました。

もうひとつは、お知らせはAPIにない機能だったこと。 これは管理画面で作りました。ただ、本文のリンクに「新しいタブで開く」の属性を付けても、エディタが保存時に落としてしまう。最後はエディタを経由せず、本文のHTMLを直接入れて保存し、会員向けページで属性が残っていることを確かめました。

確かめたこと 方法
GPTsのURLが残っていないか 5レッスンとノウハウ集を再取得し、chatgpt.com/g/ が0件
新しいURLが各レッスンに1つずつあるか 同じ再取得で、共有URLが各1件
スマホ幅で崩れないか 会員向けページを横幅606pxで表示し、横スクロールなし

変えなかったもの

全部を新しくはしていません。

解説動画は、GPTs版で収録したままです。使い方はAIチャットつくーる版でも同じなので、動画の直下に「解説動画はGPTs版で収録したものです」と一文だけ添えました。5本を撮り直すより、今日中に全員へ新しいリンクを届けるほうを優先しています。

ChatGPTそのものの使い方を説明するレッスンも、そのままです。GPTsのリンクを含まないので、今回の対象から外しました。

そのままにしたもの 理由
解説動画 使い方は同じ。撮り直しより、今日リンクを届けることを優先
ChatGPTの使い方のレッスン GPTsのリンクを含まない
コースの画像 「GPTs」の文字が入っていない

受け取る側の手順は、こう変わる

買ってくれた人から見ると、開き方が変わります。

GPTsのときは、ChatGPTのアカウントでログインして、共有されたGPTを開く。AIチャットつくーるでは、共有ページを開いて、無料で会員登録するか、ログインする。そのAIをゲットすると、自分のマイAIに並びます。

共有ページの実画面。「AIを見つける、会員登録、ゲット」の3段階と、1+1の型くんのカード、「このAIとやり取りする」のボタン

購入者が開く共有ページの実画面です。会員だけに渡すURLそのものは掲載していません。画像を開くと拡大して確認できます。

比べるところ GPTs版 AIチャットつくーる版
必要なアカウント ChatGPTのアカウント AIチャットつくーるの会員登録(無料)
利用者の費用 ChatGPTのプランに依存 無料。利用料金はAIの作成者が負担
開く場所 共有されたGPTのページ 共有ページからゲットして、マイAI
URLの扱い 外部共有は厳禁 同じく、外部共有は厳禁

「ChatGPTのアカウントも課金も不要」は、こちらの都合ではなく、買ってくれた人にとっての変化です。お知らせには、この一文を最初に入れました。

購入者への連絡も、同じ日に

会員サイトを直しただけでは、誰も気づきません。購入者向けの配信リストに、LINEとメールを同時に送りました。

送る前に、自分宛てにテスト送信して文面を確かめました。LINEはテキストとボタンカードの2通、メールは本文に新しいリンク5本と、会員サイトのお知らせへのリンク。テストの内容を見て「これで送る」と決めてから、本送信しています。

媒体 送った内容 本送信の前に確かめたこと
LINE 移行の説明と、「お知らせを見る」ボタン テスト送信で、文面とボタンの行き先
メール 移行の説明、使い方の手順、新しいリンク5本 テスト送信で、リンク5本と配信停止の案内

配信もAPIから送りました。ここでも1つ、つまずいています。メールの本文に配信停止のリンクがないと、送信の登録自体が拒否される。 過去のメールと同じ構造で送ったつもりでも、フッターの書き方が違うと通りません。配信停止リンクを含むフッターを本文に入れ直して、通りました。

時刻 起きたこと
17時53分 会員サイトのお知らせを公開
18時29分 購入者向けにLINEとメールを送信

自分の商品の置き場所を、自分で持つ

GPTsの新規作成が個人アカウントで止まったとき、会社のサイトにお知らせを出し、AI Crewのブログでは個人の新規作成が止まったあとの次の一手を書きました。そのときは、まだ「作れなくなる」話でした。

今回は、「配ったものが消える」話です。

去年の教材を買ってくれた人は、GPTsが終わることも、それが僕の特典に関係することも、たぶん知りません。知らないまま12月を迎えて、開けなくなったボタンを見る。それは避けたかった。

自分が売った商品の一部を、他社のサービスの上に置いていた。 今回は、その置き場所を自分のアプリに移した、というだけの話です。移した先も僕のアプリなので、今度は自分の都合で続けられます。

去年の教材の特典5つも、いまの講座のAIも、AIチャットつくーるに載りました。人に配っているAIの置き場所が、自分のアプリに揃った日です。

教材特典や講座でAIを配っていた方に向けて、Gems・プラグイン・配布用チャットの選び方も整理しました。

この日の、ほかの作業

同じ日に、アプリ側でも小さな変更を入れています。

変更 内容
llms.txt の追加 AI検索向けに、サービスの概要・料金・記事一覧を機械が読める形で公開。それまで404だった
トップの構造化データ 料金プランを含むJSON-LDをサーバー返却のHTMLに追加
サイドメニュー マイAIの表示を通常4件に変更
チャットの文字数表示 上限を超えたときだけ表示する形に変更
プレビューの入力欄 ナレッジの作り方への案内を追加

llms.txt は、料金や記事数を直書きせず、料金は共通設定から、記事一覧はブログのRSSから生成しています。数字を手で書くと、次に料金や記事が増えたときに嘘になるからです。


自分が人に配っているAIや、繰り返し送っている資料。いま他のサービスの上にあるものを、一つ、自分のアプリに移してみると、何を守りたいのかがはっきりします。最初の一体は、いちばん長く配っているものから。

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