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GPTs迷子の発信者へ。教材特典や講座で配っていたAI、次はどう届ける?

GPTs迷子の発信者へ。教材とチャットを、複数の道から受講生へ届ける様子を描いた概念イラスト
教材や講座のAIを、受講生へ届ける方法を考えるAI生成イラストです。実際の画面や移行結果ではありません。

教材特典や講座でGPTsを配っていた発信者向けに、Gems・プラグイン・配布用チャット・自作アプリの選び方を整理。教材の見え方、受講生の使い始め、費用、配布済みリンクの引き継ぎまで考えます。

開発者のみやっち🧑‍💻
みやっち🧑‍💻株式会社AI Orchestra / AIチャットつくーる開発者

教材の購入特典として、講座の質問相手として、自分のノウハウを詰めたGPTsを配っていた。そんな発信者にとって、次のAIを選ぶ基準は「自分が使いやすいか」だけではありません。

購入者や受講生が迷わず使えるか、教材や指示を引き継げるか、配り続ける費用はどうなるか。届ける側の視点で、次の手段を整理します。

僕も、講座の受講生や教材の購入者にGPTs(カスタムGPT)を配ってきました。去年販売した教材には、投稿づくりやアカウント設計、教材への質問を手伝うAIを5つ付けていました。今回は、その5つをAIチャットつくーるへ移し、会員サイトのボタンと購入者への案内まで変えています。

この記事には、僕たち株式会社AI Orchestraが運営する「AIチャットつくーる」も登場します。自社アプリを含む比較として、向いている条件と、できないことの両方を書きます。

先に結論。「何を渡したいか」で選ぶ

教材の内容に答えるAIを、購入者にリンクで渡したい。作り方の説明や、受講生側での設定はなるべく減らしたい。 その用途なら、配布用チャットを候補にすると、必要な機能を絞れます。

一方、指示や資料も教材として渡したいならGemsやプロンプトの配布、いつものChatGPTで作業手順を再利用してほしいならプラグイン、会員資格や課題提出まで一体にしたいなら自作アプリも候補です。

届けたいもの 候補になる手段 選ぶ前に見ること
指示や資料も含めて学べる教材 Gems、プロンプトと資料の配布 中身を相手に見せてよいか
いつものチャットで繰り返し使う作業手順 プラグイン 相手が入手・インストールして使えるか
教材への質問や相談をする専用の会話画面 AIチャットつくーるなどの配布用チャット 登録の手順、費用の負担、共有範囲
会員資格・提出物・進捗とつながる仕組み 自作アプリ 作った後の保守と運用を担えるか

ここでいう「候補」は、すべてのアプリで同じ機能が使えるという意味ではありません。それぞれの条件を、受講生が使うところまで確かめて選びます。

GPTs(カスタムGPT)は2026年12月11日に提供終了予定です。 提供終了や移行の背景は、提供終了で何が変わるかを整理した記事にまとめています。ここからは、次に配るものをどう決めるかに絞ります。

Gemsは「教材の中身も渡せるか」が分かれ目

GeminiのGemsは、指示や資料を設定したAIを共有する候補になります。ただし、Googleの公式説明では、共有したGemにアクセスできる人は、カスタム指示とアップロードしたファイルを閲覧できます。 閲覧者にしても、指示や資料が見えなくなるわけではありません。Google公式:Gemを共有する

また、Gemsは個人アカウントでは2026年11月17日から「スキル」へ自動移行し、職場・学校のアカウントは2027年以降に移行する予定です。移行先のスキルでは、他の人との共有は今後対応予定です。 これからGemで配る場合は、移行後も購入者が同じように使えるかを確かめてから案内しましょう。Google公式:Gemからスキルへの移行について(英語)・Gemのスキル移行で確認すること

たとえば、購入者へ配布済みのワークブックを読み込ませ、「このワークの進め方を相談できるGem」を渡す。指示文も学習用の見本として見せたい。そういう設計なら、共有の性質と目的が合います。

反対に、講師だけが持つ資料を裏側で参照させ、受講生には回答だけを届けたいなら、そのまま移す前に資料を分ける必要があります。

教材の使い方 判断
指示文や元ファイルも特典に含めたい Gem共有を候補にできる
元資料の配布はせず、内容に基づく相談だけを提供したい 共有相手が閲覧できる資料の範囲を先に見直す

特定の相手への共有と、リンクを知る人への共有も別の設定です。誰にアクセスを認めるか、ファイル側の権限も含めて確認します。詳しくはGemの共有と教材の見え方で扱っています。

プラグインは「いつものチャットで使う手順」を渡す候補

プラグインは、再利用する指示や外部との接続を、インストールして使う形にまとめるものです。たとえば「最初に商材と読者を聞く」「投稿案を作る前に訴求を整理する」といった手順を渡す発想です。OpenAI公式:プラグインの構成と配布

ただし、自分の環境で動いたことと、購入者へ配れることは別です。 ワークスペースへの公開は、その組織の範囲に限られます。一般公開は提出・レビューの経路になり、同じワークスペースにいない受講生への配布を、組織内共有だけで済ませることはできません。OpenAI公式:提出と公開

講座の中でインストールや使い方も教え、受講生が普段のチャットで何度も使うなら、検討する理由があります。反対に、去年の教材を買った人へ「このボタンを押して相談してください」とだけ案内したいなら、受け取る側の準備も比較しておきたいところです。

プラグインを作れば、GPTsのリンク、配布先、過去の会話まで同じように引き継がれる、と決めつけずに確認します。

質問相手をリンクで渡すなら、配布用チャット

教材の特典として欲しいのが、「教材の内容に答える」「質問しながら投稿案を組み立てる」といった会話の体験なら、指示や資料を設定し、チャットを共有する方法が合います。

AIチャットつくーるの場合は、作成者が指示と資料を登録し、共有リンクを渡します。受講生は共有ページから無料で会員登録、またはログインし、そのAIをゲットして会話を始めます。ChatGPTのアカウントや、受講生自身のAPIキーは必要ありません。

気になること AIチャットつくーるの場合
受講生が最初にすること 会員登録またはログインして、共有AIをゲットする
会話の費用 AIの作成者が負担。共有AIの利用者に有料プランの契約は不要
利用上限 作成者の全AI・全利用者で同じ利用枠を使う。無制限ではない
指示と資料 利用者に設定や元ファイルをコピーして渡す仕組みではない
配れる相手 共有リンクを取得し、登録した人。購入者名簿による個別の許可制ではない

「会員サイトにだけリンクを置く」と「購入者以外はシステムで入れない」は違います。 リンクが転送されても購入者以外には使わせない、退会した受講生だけ止めたい、といった条件が必須なら、その要件に対応する仕組みを選ぶ必要があります。

また、指示や元ファイルの閲覧画面を用意しないことと、回答を通じて内容が伝わらないことも別です。AIには、共有相手への回答に使ってよい資料を登録します。

無料枠は作成者の初回おためし用です。継続配布では、料金と利用枠を見て、何人にどのように使ってもらうかを考えます。会話の長さや資料の参照などで消費が変わるため、「受講生何人までなら必ず足りる」とは人数だけで決められません。

会員資格や課題提出までつなぐなら、自作アプリ

「教材を買った人だけが使える」「受講期間が終わったら利用を止める」「AIとのやり取りから課題を提出する」。ここまで必要になると、会話画面だけでなく、会員管理や講座運営とのつながりが選択の条件になります。

自作アプリは、そうした条件を設計に含める選択肢です。Claude Code・Codexを使って制作を進める場合も、ログイン、アクセス権、費用の上限、不具合への対応は、作った側が確認し続ける必要があります。

AI CrewのGPTsを作ってきた側から考える次の一手でも、自分の目的に合うアプリを作る方向を扱っています。会社サイトの企業向けの対応整理は、業務ナレッジや手順を手元のファイルとして持つ考え方を紹介しています。

これは発信者にも使える考え方です。移行先を選んだ後も、元教材と指示の控えを手元に残しておけば、次に配布方法を変えるとき、何を引き継ぐか整理しやすくなります。

僕が移したのは、AIだけでなく「教材から開く流れ」

去年販売した「AI×Threadsの教科書」には、投稿の型に沿って文章を作るAI、アカウント設計を手伝うAI、教材への質問に答えるAIなど、5つの特典がありました。

これをAIチャットつくーるへ移すときは、AIを用意するだけで終わらせず、会員サイトのボタン、その下の使い方、お知らせを変え、購入者にLINEとメールで新しい開き方を案内しました。特典5つを移した実際の記録には、差し替えた箇所と画面を載せています。

ここから持ち帰れるのは、移行の単位を「AIを1つ作る」ではなく、「購入者が教材から開いて使える」にすることです。

移すもの 確かめること
指示と教材 古い内容が残っていないか。新しいAIでも意図した答え方になるか
教材ページのボタン 新しいAIへ進めるか。古いリンクが残っていないか
使い始めの説明 アカウントの作成から最初の質問まで分かるか
購入者へのお知らせ 何が変わり、どこから使うかが伝わるか
使えないときの案内 利用枠やアクセスで困ったとき、どこへ連絡するか

最初は、一番よく使われる特典を一つ

全部のAIをいきなり移す前に、代表的な特典を一つ選びます。たとえば、教材への質問に答えるAIです。

  1. 何を手伝うAIかを一文にする。 「第1章を読み、自分の発信テーマを決めるのを手伝う」など、使う場面を絞ります。
  2. 指示と元教材を揃える。 回答に使わせる資料と、受講生へそのまま配ってよい資料を区別します。
  3. 確認する質問を用意する。 教材に答えがある質問、前提を聞く必要がある質問、教材に答えがない質問を試します。
  4. 受講生側の入り口から試す。 作成者の画面ではなく、共有リンクから登録・アクセス・最初の会話まで確認します。
  5. 少人数で試してから案内を差し替える。 答え方と使い始めの迷い、利用枠の減り方を見て、配布範囲を広げます。

指示や教材を整理するところから始める場合は、ナレッジの作成ガイドを使えます。

発信者が積み重ねてきたのは、教材と、「どんな順番で聞けば相手が前へ進めるか」という工夫です。次の置き場所でも、その工夫が購入者に届く形を選ぶ。そこから考えると、比較する条件がはっきりします。

まずは教材を一つ、質問相手にしてみる。AIチャットつくーるの無料登録から、初回おためし枠で答え方と共有の流れを確かめられます。

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